61日目 明日退院
Twitterはちょこちょこ入れてたけど、今回は思った以上に回復時間かかった。
遡ること9月14日。
朝一で手術。
「まず、弱めの麻酔から入れます。…いま聞こえますか?じゃあ次、本格的な麻酔入れますね?ゆっくり深呼吸してください」
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ここからICUで一通りの管と足のマッサージ機をつけられてるところまで時間が飛ぶ。
前回の手術は子供たちがキャッキャと寝室で遊んでる夢をみたが、今回は夢も何もなくワープしてくるような感覚で現実に戻ってきた。
女性の看護師さんが「痛いところありますか?」と聞いてきてるのがうっすらと聞こえる。
「尿道がいたい」
「ごめん、尿道は絶対痛いんだ」
「手術より、カテーテルが嫌いなんだ…w」
「よく言われるわぁw」
この辺でまた、意識が飛ぶ。
ここからは、断片断片で寝たり起きたり。
痛くなって痛み止め入れてもらって、また寝て。
いい加減寝相変えたいなと思ったら心電図取る機械が外れて大きい音がなったり。
で、今回はここで夢を見る。
実家で、母がアイロンかけようとしたところで、そのアイロン台に突っ伏して寝てる。
僕「おい大丈夫か?」
母「あらぁ寝てた。ちょっと頭痛くてね」
普段、体調崩すことなんてほぼ無い母の様子に心配した僕は、布団を引いて
「コロナとかあるから怖いな。とりあえず寝な。代わり出来ないこと多くて申し訳ないけど…」
ととりあえず寝かせようとする。
「家で優しいのはお前だけだね、ちょっと休んだら大丈夫だから」
ここで目が覚めた。
そういえばよく言われてたな。「家で優しいのはお前だけだね」って。
そう言われるのが嬉しいから、なるべく家でも外でも、人からそう言われるように振る舞ってたな。
結果、損することの方が多かった気もするけど…
なんて振り返ってたら、つけてたラジオから「水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論」が流れてくる。夜1時か。
ここから、痛いしいい加減体力も戻ってきて眠れないしで長い時間が続く。
そして「あと何時間後には、このカテーテル抜くんだ…」という事しか考えられなくなる。
朝。
鼻の酸素機が取れ、足のマッサージ機が取れ、立ち上がる練習から始まる。
まあこれが苦手。めまいに勝てない。
それでも、我慢しながら立って、歩いて。
じゃあ通常病棟に戻りますね、と。
で、カテーテル抜いてもらったけど、ああやっぱり今回も痛かった。
アレより痛いものは無いね。
で、病棟に戻ってきてから今日までは痛みと「お腹に力が入らなくておならがでない」というツラさに耐えつつ、とにかく歩く。
最近は「歩ける体調ならとにかく歩いて回復を促す」という考え方らしいね。
一日2時間くらいは歩いてると思う。
でも、筋トレはもうしばらく禁止だって。
開けた穴が大きくて、塞がるのにしばらくかかるらしい。
ああ、腕細くなっちゃう…。
そうそう、こんなところでなんだけど、ダイエットで目標にしてた「70.0kg以下」は、ここでひっそりと達成された。
この1ヶ月で10kg近く落ちてしまった…。
さ。そんなこんなで、明日の午前中で退院、ということになった。
え、おへそ隠してるテープとかまだ外れてないけど!?大丈夫なの!?
そして、今回の入院は歩いてるかお腹痛いかの2択だったから、せっかく持ってきた3DS全然使ってない!もったいない!
…なーんて、とにかく早く帰りたいわ。
早く明日が来るように、今日はこれで寝ます。おやすみー。