ビニ本と俺とAV新法
コロナで自宅療養中のさなか、ちょっと興味深いニュースが
ビニ本だって。
もうすぐ40になる僕が子供の頃には、もう聞かなくなっていた言葉だ。
いわゆる「正規のルートで流通されていないエロ本」の事を言うわけだが、大体そういうものは本来されるべき”修正”がなされていない、というポイントがある。
そもそもネットによる映像媒体全盛のいま、紙媒体の裏モノが未だに出回ってた事に驚くわけだけど、まあこういうのがある限りは、いくらその業界の人たちが「アダルト業界は健全化されてる」と主張したところで「いやいや、あなた達が知らないところで悪いことしてる人たちがいるじゃないですか」と返されてしまうのは仕方ないなぁと思う。
余談だけどおじさんの若い頃は、住んでいた田舎がすぐ購入者が割れてしまうような情報ダダ漏れの書店しかなかったので、いわゆる「エロ本」というのはもっぱら友人同士で回し読みするか、橋の下に捨てられているのを拾ってくるかのどちらかだった。
お土産屋さんをやってた僕の同級生「イトウくん」が、家の近くの橋の下に”使用済み品”を捨てていくので、学校の帰りはほぼ毎日そこによってめぼしいものを物色していた。
中には、ここに書くのもはばかられるような異常性癖なものも含まれていて「これを楽しめるイトウくんは大人なんだな…」と、感心したものだった。
この中に、いわゆる「ビニ本」も含まれていたように思う。
というか、エロ本に関する法律なんて知らなかったから修正されているものとされていないものの区分けがどうなってるかなんてよくわかってなかった。
そして、変な話だけど、修正されてない事の付加価値がよくわかってなかったというか…皆さんそんなに見たかったですかそこって…。
余談が長くなったけど、そんなこんなで、やっぱりエロの奥には悪い人たちが沢山いて、中にはお金のために仕方なく写真を取らされた女性が裏で泣いている世界線もあるのかもしれない。
というわけで、性を商売にするものの規制をしっかりすることが、奥にいる悪い人たちを縛る抑止力になる…という事で動き始めたのが「AV新法発足」だったはずなんだけど・・・。
ざっくりいうと「その業界に関わりのない人たち」が「性表現全体を無くすべき!不健全!」って大声を出し始めちゃったもんだから、業界にいる女性までもが「いや、それって脱法の不健全なものが増えるだけですよ」と突っ込みを入れているという状況。
変に口出ししなければ順調に進んでたはずのAV新法が、関係のない人たちの偏見で足踏みしちゃってるっていう。
あ、子供起きてきた。
今日はこの辺にしときましょうかね・・・
っていうか、子供の横で書く記事じゃないねこれ。