今日もベランダ日和

琴線に触れたニュースや出来事の感想をまとめていく場所になる…予定です

10日目 坊主宅配サービスやりませんか

数年前、坊さんをやってる地元の友達と飲みに行った日の事。
幼稚園から高校まで一緒だった友達が坊さんっていう事で色々興味あって仕事の事聞いたんだよね。
特に気になってたのが、戒名ってどうやって考えてんの?って事だったんだけど…

「あー、あれ今は戒名作成ソフトがあるから」

か、かいみょう作成そふと・・・!!!全然ありがたくねえ!!!

「そのうち、お経もシンセとかで代用するようになるんだろうなー」

坊主は笑ってたけど、じいちゃんが亡くなって間もなかった当時の僕は「ソフトで作られた戒名で、うちの親はいくら払ったんだ…」と心配になってしまった。
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と、いう話を職場の人にしたら、意外と食いついて
「それ、なんか新しいビジネスにならないかな」
と言ってきた。

「戒名もお経も自分でやらなくても良いって事は、つまりもうお坊さん本人じゃなくても良いって事じゃないかしら。四十九日までは毎週訪問してお経唱えてお布施もらって…だけどこれから高齢者が増えて、訪問先が増えて回らなくなってくるから『その時いける人』にお願いしていってもらうようにすれば…」

つ、つまりこれは…
法事の訪問で回り切れない坊さんと、体の空いてる人をマッチングするサービス…Ub●r和尚!!!

登録者は、いま近隣で法事のある人の所まで、Ub●rバックに坊さんセット(袈裟、木魚、座布団)を詰めて家に行く。
そこで、あらかじめスマホに録ってあるお経を再生し、終わるまで正座してまつ
終わったらお布施をもらって次の家へ。

これ、結構いいビジネスになるのでは…?


問題は『Ub●r和尚に気持ちよくお金をだせるか』ってとこだよね。
都会の坊さんなら、まだそれがUb●rってばれないことが多いだろうけど、田舎だと狭いから、坊さん来ると思ってたら隣家のおじさんが来て「は、橋本さん坊さんになったの!?」なんて事も…
だとすれば、最初からUb●rである事を明かすべきだけど、そうなると『Ub●rだったらいらねえよ帰れよ』って事になるんじゃないだろうか。
あ、でもその場合「じゃあ代わりに袈裟と木魚をレンタルしますから、法事の際はお申し付けください」って言ってレンタルビジネスに切り替えればいいのか?

■初七日から四十九日までの全7回パック料金
・梅:袈裟と木魚レンタルパック:20万円
・竹:Uber和尚がスマホで読経パック:65万円
・松:本物の和尚が頑張っちゃうパック:80万円


…あれ、これ結構いけるのでは?

誰かビジネスにしてくれる人、いませんか?